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ニュース・コメンタリー (2012年06月09日)
エネルギー関連有識者会議続報
エネルギー倫理の意味は
昨年の10月から日本のエネルギー政策のあり方を検討してきた総合資源エネルギー調査会基本問題委員会の5日の会合では、エネルギー倫理をめぐる議論が交わされた。
まず、ジャパン・フォー・サステナビリティの枝廣淳子代表が、これまで同委員会ではエネルギーの経済的側面ばかりに焦点が当たり、倫理的側面をほとんど議論してこなかった?ことに不満を表明すると、これに対し、東京大学の北岡伸一教授が、安定した電力を安い値段で提供することも一つの倫理的な目標ではないかと反論があった。
また、一橋大学の橘川武郎教授は、これまでの日本のエネルギー論争は倫理が欠けていたのではなく、倫理はあったが、自分たちにそれを実践するだけの強さがなかったのではな?いかとの考えを示した。
毎回2時間を超える会合を26回積み重ねた末、先週の会合でようやく政府への報告書の内容が概ね固まったことで、初めてエネルギーに関する基本的な論点を模索し始めたかに?見える有識者会議の議論を通じて、エネルギー倫理とは何かについて、ジャーナリストの神保哲生と社会学者の宮台真司が議論した。
original
https://www.youtube.com/watch?v=Yt81evn853k&feature=channel&list=UL