鬼才クエンティン・タランティーノ監督4年ぶりとなる最新作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』本編映像が解禁となった。
リック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)は人気のピークを過ぎたTV俳優。映画スター転身を目指し焦る日々が続いていた。そんなリックを支えるクリフ・ブース(ブラッド・ピット)はスタントマンかつ親友でもある。目まぐるしく変化するハリウッドで生き抜くことに精神をすり減らしているリックとは対照的に、いつも自分らしさを失わないクリフ。パーフェクトな友情で結ばれた二人だったが、時代は大きな転換期を迎えようとしていた。そんなある日、リックの隣にロマン・ポランスキー監督と女優シャロン・テート夫妻が越してくる。そして1969年8月9日、それぞれの人生を巻き込み映画史を塗り替える【事件】は起こる。
ディカプリオとタランティーノ監督の“タラレオ”コンビの来日を目前に控え、長年ハリウッドのトップスターとして君臨し続けるレオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットが、お互いについて語った貴重なコメントが到着!ディカプリオとピットはブレイクの時期がほぼ同じ。互いに切磋琢磨してきて本作が満を持しての初共演となる。共演はとても楽しかったようで、ピットは「ものすごく楽に演じられたし、本当によく笑ったよ!2人とも同じような時期にこの世界に入ったし、共通の知人も大勢いるんだ」と初共演についてコメント。またディカプリオは、2人が演じたリックとクリフの関係性について、「僕らは業界で生きているアウトサイダーで、なんとか成功しようと日々努力しているんだ。この街で年を重ねてきた自分に関連する役柄だったし、ブラッドと共演できたこともあって、彼らがどんな男たちかということや、業界内で泳ぎ、生き抜くために暗黙のうちに互いを頼りにしていることを、初日からすんなり理解できたんだ。」と、自身とピットの関係性と映画の役柄を重ね合わせ、名バディぶりをアピールした。
ディカプリオ演じるリックとピット演じるクリフの関係性が最も伝わるのが、リックが俳優としてのキャリアに苦悩し、クリフの胸で涙するシーンだ。アル・パチーノ演じるシュワーズに言われた言葉に傷つき、駐車場で泣き出してしまう情緒不安定なリックをクリフが優しくなだめ支えるシーンは、ふたりが親友であると同時に、実際のディカプリオとピット同様に、お互いを信頼しきっていることがわかる一幕となっている。実際には世界中から注目され続けるトップスターであるレオ様が「落ちぶれた現実にブチ当たった」と泣き出し、ブラピを困らせるというとてもユーモラスなシーンでもある。
監督・脚本・製作:クエンティン・タランティーノ
出演:レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピット、マーゴット・ロビー、ラファル・ザビエルチャ、ブルース・ダーン、アル・パチーノ、ダコタ・ファニング、ダミアン・ルイス、ルーク・ペリー、エミール・ハーシュ、クリフトン・コリンズ・Jr、マイク・モー、レナ・ダナム、オースティン・バトラー、ロレンツァ・イッツォ、ニコラス・ハモンド、スクート・マクネイリー、デイモン・ヘリマン、ルーマー・ウィリス、ドリーマ・ウォーカー、ティモシー・オリファント、マーガレット・クアリー、リュー・テンプル
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は8月30日より全国公開となる。