最近、韓国から2人の青年が東京にやって来た。彼等の目的は、群馬県にある米国空軍のB29爆撃機の墜落慰霊碑を訪れる事だった。彼等は、シュンに連絡を取り、シュンとトシ（はすみとしこ）とミットが2人を群馬に連れて行き、慰霊碑まで案内した。そこでは、住職が1945年の墜落の事や市民が乗組員の慰霊碑を建立した事について、細かく説明してくれた。
背景：
10年以上にわたり、米国は中東でアルカイダやタリバンと戦ってきた。これらの野蛮な組織の手の中に落ちた米兵の遺体は、手足・首・性器を切り落とされる等、損壊される事が多かった。
そのような蛮行と第二次大戦末期の出来事を対比したい。1945年2月10日におびただしい数の「空飛ぶ要塞」と呼ばれた米軍のB29爆撃機が、群馬県にある中島飛行機太田製作所を空爆した。
日本軍の防空部隊は１機のB29爆撃機に対して射撃を行い、それが更に１機を巻き込んで墜落した。これにより、23名の乗組員全員が死亡した。その２機、「ディーナー・ボーイ」と「スリックス・チックス」は空中衝突して、群馬県にある村に墜落したのである。
群馬の村人は、戦死した爆撃機の乗員の遺体を斬首したり損壊したりしたのだろうか？答えは否である。幸いな事に、墜落した国は文明国であった。国の為に命を賭した者に対する敬意を持つ国・日本が当時の敵対国であったのだ。村人は、23名の遺体を荼毘に付し、遺灰を近くの寺院に埋葬した。
戦後、日本は遺灰を米当局に引き渡し、遺灰は祖国の地に戻った。68年後に、群馬の人達は寺院に23名の乗組員の慰霊碑を建立した。日本側の民間人と横田基地駐留の米空軍からの参加を得て、2013年3月に記念式典が挙行された。
俺が日本を愛する理由Vol.12～戦争現地編： トニーの英語版のみ
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俺が日本を愛する理由Vol.1～戦争編：トニーの英語版のみ
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関連記事：
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関連動画：
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その他「俺が日本を愛する理由」シリーズ動画：トニーの英語版のみ
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