ソフトバンクが1999年4月から3部門を分社化。事業持ち株会社に移行-島田雄貴ITジャーナル
IT業界・通信業界トピックス
【1998年9月11日】
ソフトバンクは1998年9月10日の取締役会で、1999年4月1日から事業持ち株会社制に移行し、出版、金融、総務人事の3部門を分社化することを決定した。
ソフトバンクが、主力事業であるソフト・ネットワーク事業を主体とする事業持ち株会社となり、ソフトバンク持ち株会社傘下に全額出資の新会社3社を置く形となる。
ソフトバンクでは将来の純粋持ち株会社制移行の一過程と位置付けている。
分社化する3社のうち、出版部門に対しては、営業譲渡が発生する。
譲渡価額は5億3400万円(資産と負債の差額)を予定。
この譲渡により、本体に対しては、1999年度(2000年3月期)決算で、売り上げで205億円減(9.3%減)、経常利益で22億円減(17%減)の影響を及ぼすと見込んでいる。
3社の社長には、現部門の担当常務である岡崎眞(出版)、北尾吉孝(金融)、石川憲和(総務人事)の各氏が就任。
今後、金融子会社は電子決済サービスをはじめとする総合金融サービスなどを展開。
また、総務人事子会社はグループ内外の企業に総務人事関連のサービスを提供する。
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