東京・千代田区の靖国神社で、火薬を破裂させた罪などに問われた韓国人の男に対し、東京地裁は、懲役4年の実刑判決を言い渡した。
韓国人の全昶漢(チョン・チャンハン)被告(28)は、2015年11月、靖国神社のトイレに侵入し、火薬入りの鉄パイプを破裂させ、天井を壊した罪などに問われ、「韓国のマスコミが関心を示して、称賛してくれると思った」などと、起訴内容を認めている。
弁護側は、「政治的思想はなく、テロ行為ではない」と主張していたが、検察側が、「生命の危険を顧みない危険なテロ行為」と指摘して、懲役5年を求刑していた。
19日の判決で、東京地裁は、「人が自由に出入りできる場所で、危険性の高い悪質な犯行」と指摘したうえで、「財産的被害は相当高額で、関係者が受けた衝撃や、靖国神社の運営に与えた影響も大きい」と述べて、懲役4年を言い渡した。
(2016/07/19 12:43)