広島カープ・黒田 ソフトバンクホークス打線に3者連続ホームランを浴び大敗。

2016-06-04 28

◇交流戦 ソフトバンク6―1広島(2016年6月3日 マツダ)

 ド派手な3連発。日米通算197勝の右腕を一気に沈めた。3回だ。1死からソフトバンク打線がその破壊力を見せつけた。柳田、内川、松田が3者連続本塁打。広島の先発・黒田を攻略した。

 南海時代の1980年5月12日の阪急戦で、片平、メイ、門田が放って以来、2度目のクリーンアップ3連発。始まりは柳田の一発だった。真ん中低めのフォークボールを捉えた打球は、逆方向の左中間席に突き刺さった。「芯に当たってくれた。体がうまく反応してくれた」。広島で生まれ育ち、「カープ男子」の柳田にとって憧れだった黒田から公式戦で初めて放った本塁打。「打てると思ってなかった。必死にやった結果。めっちゃうれしい」。この8号ソロだけでなく、5回に二塁内野安打、7回には左越え適時二塁打と黒田から3安打2打点をマークし「うれしい以外、何もない」と興奮を隠せなかった。

 さらに内川が「いい当たりを心掛けた」と低めのスライダーをすくい上げ、左翼席への8号で続いた。松田も138キロの球を中堅右へ運ぶ10号を放ち「前の2人に続く重圧もあった。達成感がある」と充実の表情を浮かべた。捉えた球種は3人とも異なる。それだけに黒田に与えたダメージは大きかった。

 松田は8回にも2番手の今村から左中間への11号ソロ。初回の城所の先制2号ソロも合わせ、2013年8月10日の楽天戦以来の1試合5本塁打となった。両リーグの首位対決となった3連戦初戦で強さを見せつけ、52試合目で早くも貯金20の大台に到達。2位・ロッテとは7ゲーム差だ。この勢いは止まりそうにない。

 ≪V率は100%≫ソフトバンクが貯金20に到達。52試合以下での到達は、11年の45試合以来で2リーグ制以降7度目(前後期制時を除く)。過去6度は全て優勝しており、V率は100%になる。

 ≪交流戦での3者連発は12年目で初≫ソフトバンクは3回に柳田、内川、松田が3者連続本塁打。チームでは05年4月16日ロッテ戦と7月3日オリックス戦でともに松中、城島、ズレータが記録して以来12度目。うち3、4、5番打者で達成は80年5月12日阪急戦の片平、メイ、門田以来36年ぶり2度目だ。また他球団も含め、交流戦での3者連発は12年目で初めてとなった。

出典:http://news.livedoor.com/

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