20130805 須賀川で特撮の将来を語る(福島)

2013-11-03 4

特撮映画の技術を将来に残そうと第一線で活躍する映画監督が語り合う催しが、ウルトラマンの生みの親で「特撮の神様」と言われた故・円谷英二監督の出身地の須賀川市で開かれました。
これは文化庁が開いたもので、須賀川市の施設にはおよそ200人が集まりました。
ゲストには「日本沈没」などの特撮映画で知られる尾上克郎監督や「新世紀エヴァンゲリオン」の庵野秀明監督など映画界の第一線で活躍する作り手が招かれました。この中で尾上監督は特撮を使った映画の減少とCGの発達によって特撮技術が失われつつあることを指摘し、「技術を残していくためにはいまこそ声を上げなければならない」と訴えました。
また、庵野監督は「特撮技術を守るための法整備など国や行政が保護する仕組みを考えるべきではないか」と指摘しました。
会場に集まった人たちは2時間にわたる議論に真剣に聞き入っていました。
神奈川県から訪れたという男子中学生は、「昔の人の技術はすごいと思いました。いろいろな人がこれからも特撮技術を保存して欲しい」と話していました。
庵野監督は議論のあと、「須賀川は特撮を受け入れている場所ですごいと感じました。福島に来て良かった」と話しました。

08月05日 10時22分