東日本大震災と阪神大震災、ふたつの震災が残したもの
■ラジオフォーラム #22
・ゲスト 西岡研介さん(ジャーナリスト)
・パーソナリティ 今西憲之(ジャーナリスト)
・放送日 2013年6月8〜14日
阪神大震災と東日本大震災、ふたつの震災を取材したジャーナリストの西岡研介さんをゲストに、被災地取材や取材を通じて見えてくる復興の難しさ、被災地との関わり方などについて語っていただきました。http://www.rafjp.org
00:00 オープニング
03:44 小出裕章ジャーナル/もんじゅ、敦賀原発と活断層
15:44 被災地取材の難しさ
30:03 友達をつくる - 被災地との関わり方
41:14 陸前高田市の被災と復興への課題
51:39 エンディング
西岡さんは、神戸新聞の記者として1995年の阪神・淡路大震災を、その後フリーランスとなり2013年の東日本大震災を、それぞれ取材し、ルポタージュ『ふたつの震災 [1・17]の神戸から[3・11]の東北へ』を出版されています。
阪神大震災の経験から、「発災から間もない時期は、救助活動が大変なとき。記者という立場で何はもできないことはわかっていた」という西岡さん。東日本大震災では当初、足がすくみ取材に赴くことがためらわれたと言います。
自分で動かなければ、という思いで始めた被災地取材。その先で出会った人々のエピソードなどをご紹介いただきながら、遺族の悲しみの前にどう向き合うべきか、自問自答を抱えながらの取材活動について、思いを語っていただきました。
取材を通じて見えてきた被災地の現状、ふたつの被災地の違いやそこから見えてくる復興への課題を見つめながら、被災地を元気付けるためにできることとは何か、を考えます。
また岩手県陸前高田市の市会議員・佐々木一義さんにお電話をおつなぎし、発災当時の様子や復興への取り組みなどについてお話をうかがいます。
京都大学原子炉実験所助教の小出裕章さんによるレギュラーコーナー「小出裕章ジャーナル」では先日、福井県の高速増殖炉もんじゅで約1万点の機器点検漏れが見つかった問題について。
施設を運用する日本原子力研究開発機構や国の安全対策の姿勢、またその問題点について考えます。
これまで高速増殖炉を運用してきた組織の体質について解説いただくとともに、先日、日本原子力発電の敦賀原発2号機直下に活断層があるとの評価を、原子力規制委員会が下した件について、その評価の問題点についても言及いただきます。
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original RadioAccessForum
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